○ はじめに
昨年から山行のタイミングが合わず、今年も天候不良で延期になったりした経緯があり、待ちに待った磯間嶽山行でした。
参加者は、会長以下総員7名で、よっしーさん、ランランさん、自分の3名が初磯間嶽で、緊張の中、スタートとなりました。
○ 道標等整備
今回は道標等の整備も合わせた山行で、早朝から空模様があやしく、「誰よ、雨女は」(女性は7名の内3名しかいませんが。)と思いつつ準備を始めて林道入口から進み、ます「岩稜コース」道標を設置し、岩稜コースに入ります。
「大坊主岩」等の道標をベテランメンバーが取り替え作業を行い、新しく整備されました。
「大坊主岩」の道標交換作業中、突然ヨッシーさんが空を見上げて

「ミサゴが飛んでる」
自分達から見ると、タカなのかトンビなのかの見分けもつかないのに、レアな名前が出てきてビックリでした。
以前、他の山でも鳥の鳴き声が聞こえた時に

「この鳴き声は○○」
と説明する等、フィールド雑学の博学ぶりを発揮して、さすがヨッシー先生でした。
○ 醍醐味
各所で道標整備を行いながら山頂を目指しますが、直登できる断崖が現れ、巻道も存在します。
当然、巻道を選択するメンバーは誰もおらず、果敢に断崖を攻めます。
初磯間嶽の3名はというと、ヨッシーさんはベテランメンバーから手取り足取り指導を受けながら、確実に登っていきます。
ランランさんは、初岩場であるにも関わらず、身のこなしが軽くて次から次に迷うことなく手掛かり足掛かりを見付けて登っていくさまは目を見張るものがありました。
自分はというと、常に最後尾に位置している事から、ベテラン勢が先に行ってしまい、1人でもがきながら、ビビりながら、何とかついていきました。
そしてもう1つの醍醐味である懸垂下降。
ベテランメンバーからザイル等をセッティングして懸垂下降が出来る環境を作っていただき、挑戦しました。
自分は、高所で端に立つ事自体、いまだに怖いのですが、懸垂下降の経験回数が少ないものの、高所から降りる(落ちる?)感覚、スピードが大好きで、何回でもやりたいと思うところでした。
○ 磯間嶽山頂
山頂を目の前にして最後の難関。
鎖場の登場で、しかも尋常じゃない傾斜度。
YouTubeでは初老のおばさん達が平気に登っているのを見ていましたが、実際に目の前にしてみると、またもやビビりました。
何とか登り切り、登頂したご褒美で山頂からの眺望が圧巻でした。
眼下に複数の岩峰が見え、そのまま額縁を当てると、山水画としても見応えのある眺望でした。
また、山頂奥には眺望の良すぎる突端がありますが、当日は風が強すぎて、四つん這いになっても飛ばされそうで、行く勇気がありませんでした。
そして、最後の山頂標識の補修作業です。
これもベテランメンバーが補修し、最後にヨッシーさんがラッカーをスプレーするのですが、風にあおられてメンバーの方に吹き掛かるハプニングもありましたが、最後はキレイに仕上がりました。
○ おわりに
これまでの尾根歩き、沢登りにプラスして今回の岩稜歩きが加わり、経験値が少しアップして、一皮剥けたのではないかと思います。
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